リース・レンタル・その違い

Q:リースとレンタルの違いは何ですか?

A:リースもレンタルも賃料を支払ってモノを使用する。ことに変わりはありません。

しかし、リース取引となると、大きくは3つの種類に分けられます。

1.ファイナンス・リース取引  この取引には下記2種類の形があります。        「所有権移転ファイナンス・リース取引」 契約は中途解約はダメ、モノの故障や保険は使用者が負担する。つまり、買った場合と何ら変わりはありません。毎月支払っているリース料、そのリース期間が満了すると、その資産は使用者の所有となります。つまり、ローンを組んで分割で支払っていくようなものなのです。ローンが完了するまでは所有はリース会社、ローンが完了すれば、使用者の所有。長期間の賃貸借契約の典型です。

「所有権移転外ファイナンス・リース取引」リース料を支払っていくがリース期間が満了しても自分のものにはならない契約。上記とは異なるのです。契約満了後も使用したければ、再リース契約をし、再リース料を支払うことで使用し続けられる。また、自分で所有したいなら買取費用なども必要なのです。多くの場合、使用者に過失等がなければ、故障や保険はリース会社が負担。我が国のリース取引のほとんどはこのリース取引が主。       所有権移転外ファイナンス・リース取引は、使用者が買取しない限りは、所有者はリース会社となるのです。この取引も上記同様に、長期間の賃貸借契約になる場合が多いです。

2.オペレーティング・リース取引                   上記とは異なり、使用するためにリース料を支払い借りてはいるが、契約が満了すれば返却する。さらに言えば、契約によっては、いつでも返却することができるリース取引。言い方を変えるとレンタル料。モノを所有する実態はない、借金もない。リース料のみ。比較的短期あるいは、一時的な使用を前提とする場合が多いです。

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