経営者と日々の生活習慣

仕事柄、多くの経営者の方々とお話しする機会があります。経営者の方々は、日々、緊張しストレスを抱えた案件を持っております。つまり、悩み多き日々を送っております。
相談する方もいない、孤独にもなる、一人でじっくり考える、そういうときも多いのではないかと考えます。ハガキも自分には関係ないものはすぐ処分する。その中で、60歳後半の経営者のことです。

送られてくる書類のなかで、中学のあるいは高校の同窓会のハガキが目にとまり、参加を申し込む。予定も入れて、楽しみにして参加すると、意外に、残念だったというお話を聞くのです。
お話の内容を聞いてみると、親の介護の話、病気の話、死ぬまでどのように生活していこうかの話、人の悪口や自分の愚痴、昔の話や昔はよかった!!の話、人にはいろいろ事情があるのはわかります。
これから何かしたい、今こんなことやっていて、今後どうしたい、などという話が全くない。
とのことでした。
また、来年もこの場所で会おうね、と言って別れたものの、行くことはないかもしれないとのことでした。その社長は、会社には若い社員が多くいます。それに自分が一番年上。毎日、良い刺激を受けているのでしょう。私が社長の話を聞いていて、他の方と比べるのは大変申し訳ないのですが、唯一異なる点と言えば、受け身ではなく、主体的という点。
これに尽きると思うのです。


主体的になれば、一つの物事を決めようとした場合、人の意見を参考にしたり、アドバイスを受けたりしたとします。それらの意見を参考にするものの、最終的判断は自分自身。その結果、悪い結果になったとしても自分の責任。この繰り返しを日々行っているのが主体的な姿勢なのです。
もちろん、仕事柄、そのような立場に置かれていない方もいらっしゃいます。
そうであったとしても、上司に進言する時は、ここまでは自分の責任、という思いの方であれば同じ主体的姿勢かと私は感じます。

 
では、受け身は全く必要ないかと言えば、自分に出来ないことは山ほどありますので、待つしかない場合もあります。では、自分で出来ることはすべてやったか、考えたか、毎日は小さな決断と選択の連続なのです。こうした日常を習慣的に行ってきた経験値は、10年、20年、30年経過した時に、明らかに目に見える形でその人の人格を形成していきます。
私も50歳を過ぎていますので、実感として感じております。
人生の先輩からのお話は身に染みて感じることが多いですね。

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